2005.04.10 Sunday
阪神が劇的サヨナラ勝ち!またもや陥落・大魔神佐々木の限界が気になる
阪神首位をがっちりキープ!
昨日大阪から帰ってきた疲れがどっと出て、遅く起きだし試合を見始めたのが能見降板の直前ですよ。
試合結果の詳細はこちらで。
◆阪神1−2x横浜
いや、満足した。
ええもん見させてもらいましたよ。
そら最初から見ていた人には素晴らしい好投の能見投手を打線が見殺しにしている不満もあったのでしょうが、僕は途中からやったんで…。
しかし13安打放って2得点というのはストレスたまるか。
横浜の守護神佐々木、打たれましたね。
あの矢野の痛烈な当たりも抜けていれば普通に2塁打。
結果的にライト・金城のファインプレーで佐々木投手は救われていただけであって、普通は抜けている。
しかし絶体絶命の9回裏2アウト。
そこで代打・町田が追い込まれてからもうまくつなぎ、赤星も簡単に追い込まれてから執念のポテンヒットでうまくつなぎ、打席は藤本。
赤星が走り、ツーアウト2・3塁。
一打サヨナラにそなえ、外野の守備位置はやや浅くなる。
4球目・外角低めのフォークをうまくレフト方向にはじき返す左打席の藤本!
浅くなった守備位置の妙か、打球は転々と左中間を抜けていく。
悠々と赤星がホームをふみ、サヨナラ。
ガッツポーズの藤本。
歓声に沸きあがる日曜日のスタジアム。
そしてマウンド上で呆然と立ち尽くす佐々木。
本当に呆然と、いつまでも打球が転がっていく方向を見つめ、呆然と。
藤本をもみくちゃにする阪神ナインと笑顔でベンチを出る岡田監督が画面に映し出され、そこから佐々木にカメラが切り替わっても、まだ呆然と立ち尽くす佐々木。
かつて大魔神と呼ばれた男。
その表情は、「まさかあのフォークが打たれるなんて」という表情では決してなく、去年の後半、そして今年の開幕から自分自身の喉下に突きつけられた現実の厳しさを「ほらみたことか」と再び箇条書きで突きつけられた男の顔。
せつなくなってしまったよ。
この日のストレートのMAXはたしか藤本への初球・145キロ。
いくぶん球威が戻りつつあるのかなと思うものの、かつての大魔神を知る我々からすれば「厳しい」のひとこと。
どうだろう。
この際一度「佐々木・先発転向」を検討してみるというのは。
西武に移籍した、元読売の河原投手が先発で好投したからというのもあるが。
でも、河原と佐々木では背負っている名前と、実績があまりに違いすぎる。
佐々木は、かつて野球の神様がベイスターズを優勝に導くためにこの世に派遣した「選ばれし守護神」ですから。
「魔球・シンカー」「魔の8回裏」「甲子園には魔物が棲んでいる」などと「魔」がつく表現は野球につきもの。
また「神様」という表現もしかり。
しかしその両方を融合させ、「魔神」とまで例えられた守護神は佐々木投手がはじめてでした。
さらに「魔神」には「大」がついていた。
そしてそれが決して誇張ではなく的確な表現として、プロ野球を愛する誰もが認めていた。
そう、かつて。
進退も含めて、佐々木投手と牛島采配の今後が気になります。
しかしいつも思うことですが、阪神タイガースでサヨナラの殊勲者に駆け寄るのは矢野さんがいつも一番早い。
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