2005.01.04 Tuesday
プロ野球を愛する者として、井川慶投手に真っ向から対立する。
新年、あけましておめでとうございます。
サイトのタイトルが少々変更となりましたが、今年も宜しくお願いいたします。
さて、いきなりこんな話題で申し訳ないのですが、僕自身としてかなり腹立たしい事がありまして。
阪神タイガース・井川慶投手の公式サイト「K29.net」に関することです。
井川投手といえば、その個性として「良くも悪くもマイペース」という部分が挙げられると思います。その「悪い」部分が出てしまったのが今回のメジャー移籍熱望騒動だと僕は思います。
さて、先にリンクを貼らせていただいた井川投手の公式サイト内の日記には以下のような記述があるのですが、ちょっと古いものから順にすこしずつ今回のメジャー移籍騒動に関連する部分を引用させていただきます。
2004年11月03日 日米野球へ向けて
日米野球は自分にとって大切な試合になります。野球選手なら誰しも、少しでも上を目指して闘いたいという向上心を持っていると思います。自分も野球を始めてからずっと、今よりもっとうまくなりたいという気持ちで取り組んできました。世界最高峰のリーグがMLBであることは誰もが認めるところだと思います。自分もその舞台に立つことが夢です。
2004年11月15日 メジャーへの挑戦
メジャーに移籍したいという気持ちは、ずいぶん以前から自分の心に強く決めていたことです。自分は少年時代から、少しでも上のレベルを目指そうと、練習に取り組んできました。そして25歳になり、メジャー行きが漠然とした夢ではなく現実に近づいていると実感できている今、海外に飛び出してみたいという気持ちがとても大きくふくらんでいます。ファンの方々には、これからも成長を続けてゆく自分を見守っていただければ幸いです。
2004年12月29日 1回目の契約更改交渉
自分を大事な戦力であると評価していただいていることは本当にありがたいことだと思います。しかしFA権取得後の移籍となると、どんなに早くても5年後のことになります。5年後には、自分は30歳になっています。投手として、キャリアのピークがいつになるのか、わからないことですが、肩や肘は消耗品で、選手にも寿命があります。現実的に、高卒選手の引退時の年齢は平均で27~28歳だと聞いています。
メジャーリーグで投げることは自分の長年の夢です。その夢をあきらめてしまうことはできないですし、あと5年待つというのは、とても苦しくつらいことです。25歳になった自分が、チャレンジできる時はまさに今だと自覚しています。一人の選手としてのこの切実な思いも、わかっていただけたらと思っています。
これらの記述からは、彼のメジャーに対する強い憧れをひしひしと感じる事ができます。
また、「世界最高峰のリーグがMLBであることは誰もが認めるところだと思います」という記述からも、メジャーリーグが間違いなく世界一だと認めて疑わない井川投手の考えをうかがい知ることができます。
そして願わくば自分が全盛期と思える時期に勝負してみたいという「あせり」の気持ちも垣間見ることができます。
おそらくは、純真無垢といってもいいぐらいに、ずっと子どものような気持ちでメジャーへの憧れを持ち続けてきたのでしょう。
そして「向上心」という名のもとに、メジャーを目指すことこそがアスリートとしての使命であるという考えを持ち続けてきたのでしょう。
それ自体は決して否定されるものではありません。
ファンとしても、気持ちはわかります。
世間一般の風潮と合致する「メジャーこそが最高峰」という考えも、的外れとまでは誰も決して言えません。
ただ僕は以前から言っているように、「公の場でそれを発言してしまうのはどうか?」という部分でかなり疑問があります。
まだこのオフに移籍できるとはまったく決まっていませんし、むしろその可能性の方が低いといえます。
仮に移籍がかなわなかった場合、いったいどうなるのでしょうか?
彼とともに戦う阪神タイガースのチームメイトの気持ちは?
そして、それを見つめるファンの気持ちは?
例え甲子園で快投し、笑顔でヒーローインタビューに答える彼を見たとしても、「ああ、本当は“とても苦しくつらい”んだろうな」なんて、意地悪な気持ちを抱いてしまいます。
また、「一人の選手としてのこの切実な思いも、わかっていただけたらと思っています」という言葉を思い出しては「わかってやれなかった阪神と阪神ファンは悪者なのか?」と問いかけたくなります。
そして仮にメジャー移籍がかなったとしても。
この日記に記述された発言は、危機にひんした日本球界を支え、日本で頑張ろうと決意し、メジャーも素晴らしいが、日本野球だって素晴らしいと考えている他の選手の向上心に水を差すような発言になってはいませんか?
【僕が書いた参考記事】
■「日本野球だって決してメジャーに負けていない」〜川上憲伸殿。僕はこの感謝を一生忘れません。
日本のプロ野球ファンのモヤモヤがスッキリする中日・川上憲伸投手の発言をご紹介しました。
彼の言葉だけでも、ぜひ御一読ください。
■「メジャーを志す選手に文句が言いたい。」
今回の記事と、内容は少し似ています。
さて、井川投手の公式サイトに話を戻します。
ファンサイトだから仕方がないとはいえ、「To K29」と題されたファンからの応援メッセージの内容が、僕的にはちょっとおかしいと思います。
いちいち取り上げて反論するのも疲れるぐらいの「井川擁護」の内容ですが、ばっさりと一言で反論していくならば・・・
■「子どもじみた個人主義の礼賛」
■「論旨のすりかえ」
■「行き過ぎたメジャー崇拝」
このような言葉がいちいち浮かんできます。
なかには
「今のドラゴンズにはメジャーに挑戦したいと意思表示できる選手がいません。なぜなら、過去の監督が長年、選手達を萎縮させて育ててきたから飛び立てないのです」
という、反論するにも気持ちが萎えるような、ひどい内容のものまで紹介してあります。
過去の監督とは「星野仙一氏」を指しているのでしょうかね。
なんの根拠もないファンの意見ですが、少なくとも川上憲伸投手にだけは謝ってもらいたいと思います。
これらはもちろん井川投手本人がピックアップしたものではないかもしれません。
しかし、ファンの自由な意見が全て反映される掲示板とは違い、なんらかの編集意図があって公式サイトに掲載されているものである以上、こういった意見を持つファンこそが「井川投手が理想とするファン像」であると判断されてもある程度は仕方がないでしょう。
ごめんなさい。
ならば僕は井川投手のファン失格です。
ともかく、この問題の早期決着を心より望みます。
新年早々、このような記事で申し訳ございません。

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